今日は平成の怪物 松坂大輔!そのライバルたちである松坂世代について書きたいと思います。
今年は夏の甲子園の記念すべき100回目の大会で大変盛り上がった大会でしたが、今から20年前の1998年の80回記念も非常に印象に残るすばらしい大会でした。
この大会を振り返る時には、必ず横浜-PLの延長17回の死闘、横浜-明徳の終盤の大逆転、横浜-京都成章の松坂ノーヒットノーランがよく引き合いに出され、怪物松坂の凄さがクローズアップされます。
ただこの大会を振り返ると、各県の代表校には後にプロ野球で活躍する選手がゴロゴロ揃っていて、軒並み打倒横浜、打倒松坂を掲げ熱戦を繰り広げました。
これらの猛者を松坂世代と呼び、長くプロ野球界を引っ張ってきました。そんな彼らも38歳を迎え、最近では引退する選手も多く現役なのは、数名を残すのみとなりました。
今日は2018年9月24日現時点でNPBで現役を続行している松坂世代の選手を紹介します。
実松 一成(日本ハム)
所属履歴 佐賀学園-日本ハム―巨人ー日本ハム
第80回 夏の甲子園 3回戦敗退(vsPL学園)
12年ぶりに古巣復帰し、指導者兼任で再スタートしたものの、現時点で1軍で目立った活躍はなし。
和田 毅(ソフトバンク)
所属履歴 浜田―早大―ソフトバンク-オリオールズ―カブスーソフトバンク
第80回 夏の甲子園 準々決勝敗退(vs豊田大谷)
昨季は5月に左肘手術。今季は再び柱に
渡辺 直人(楽天)
所属履歴 牛久-城西大-三菱ふそう川崎―楽天―DeNA―西武ー楽天
第80回 夏の甲子園 出場無
所属する球団それぞれで愛される存在。8年ぶりの古巣復帰。ベテランとして若手の底上げの役目も
久保 裕也(楽天)
所属履歴 沖学園-東海大―巨人―DeNAー楽天
第80回 夏の甲子園 出場無
プロ16年目のベテラン。右手指の血行障害を治すことを優先に育成から再出発。今季途中に支配下復帰
巨人時代はセットアッパーとして活躍。
小谷野 栄一(オリックス)
所属履歴 創価-創価大―日本ハムーオリックス
第80回 夏の甲子園 出場無
勝負強い打撃は健在。FA移籍4年目。頼れるチーム最年長。松坂とは中学校時代同じシニアリーグ出身。
⇒9/27 今年限りで引退することがオリックス球団より発表された(10/7 追記)
永川 勝浩(広島)
所属履歴 新庄-亜大ー広島
第80回 夏の甲子園 出場無
投手陣最年長。昨年9月末に左膝をクリーニング手術。昨季から取り組む新フォーム・スリークオーターで再起図る
藤川 球児(阪神)
所属履歴 高知商-阪神-カブス―四国IL・高知ー阪神
第80回 夏の甲子園 出場無
38歳を迎えるシーズンも、火の玉ストレートは健在。今年は主に中継ぎで活躍。
館山 昌平(ヤクルト)
所属履歴 日大藤沢-日大ーヤクルト
第80回 夏の甲子園 出場無
松坂世代のベテランも昨季は未勝利。17年10月上旬に通算9度目となる右肩と右肘の手術を行った
工藤 隆人(中日)
所属履歴 弘前実-青森大-JR東日本-日本ハム―巨人―ロッテー中日
第80回 夏の甲子園 出場無
発出場は3試合も、代打、代走、守備とチームへの貢献度は高い。若手の手本。落合GM時代に評価され、中日に所属
⇒10/22 今年限りで引退することが中日球団より発表された(10/30 追記)
矢野 謙二(日本ハム)
所属履歴 国学院久我山-国学院大―巨人ー日本ハム
第80回 夏の甲子園 出場無
若手から絶大な信頼を寄せられる、松坂世代の代打の切り札。巨人時代からチャンスには勝負強さを発揮。円熟味増した打力で勝利呼び込む
⇒9/28 今年限りで引退することが日本ハム球団より発表された(10/7 追記)
まとめ
代表格の松坂自身もなんとか今年中日で復活をとげましたが、昨年まではいつ引退してもおかしくない程でした。
ダメパパは、この年の甲子園は大学生だったにも関わらずほぼ毎試合見ていたので、各校の有力選手の甲子園の活躍からプロ野球で引退するまでを目の当たりにしているとなんだか月日の流れる速さと寂しさを感じます。
近年のプロ野球では間違いなく最強の世代の終焉。
選手としては終わりでも今後は松坂世代がプロ野球の監督として戻ってきてくれたらまた違った意味で楽しみですね。