上手いキャッチャーはココが違う!!強豪チームの野球のキャッチャーに必要なポイントとは!!

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単純にキャッチャーといえば、ピッチャーのボールを受ける人というイメージがありますよね。

昔はキャッチャー=ドカベン=太ってる人のポジションみたいな印象もあるかと思います。

ただ野球の強豪チームには必ずと言っていいほどすばらしいキャッチャーがいます。

逆にすばらしいキャッチャーがいるチームほど、纏まりがあり強いとも言えます。

今日は、今キャッチャーをやっている人も、これからキャッチャーに調整する人も、これだけは押さえておきたい良いキャッチャーに必要なポイントについて説明します。

ピッチャーとのコミュニケーション

まずキャッチャーは投手の女房役といわれるほど、ピッチャーの気持ちを理解する必要があります。

やはり野球はピッチャー次第で試合の影響を大きく受けるスポーツです。ピッチャーがいかに投げやすく、気持ちよく相手打者を押さえるか、この辺りの能力を引き出す力がキャッチャーには求められます。

■ピッチャーと一緒に行動する。

まずコミュニケーションをとる一番良い方法としてピッチャーと一緒に行動するということ。

なるべくピッチャーと多くの時間を共有することで、ピッチャーの性格、体調面の変化、疲労度合い、メンタル面など色々理解することが出来ます。

試合中、投手が投げたい球種を組んであげたり、球速の変化により交代のタイミングを計るなど色々な局面でその共有したことが生きてきます。

この辺り高校野球の強豪校は練習中はもちろんの事、食事や、入浴、部屋までバッテリーで一緒にすることでコミュニケーションの機会をあえて多く増やしている高校もあるようです。

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キャッチング時の音


つぎにキャッチングです。

単純に投手の投げた球を、ベース上でキャッチングするだけでは普通のキャッチャーにすぎません。

如何にピッチャーに「今日お前の球走っているぜ!!」と思わせるか。

そう。キャッチングに必要な要素として「音」があります。

球速の速さ、重さをピッチャーに感じさせるためには、キャッチング時の乾いた高い音を大きく鳴らす必要があります。

昔はキャッチャーミットの捕球箇所に卵白を塗り、膜を張ることで大きな音を自然に出す方法がありました。

今だと捕球時のキャッチングのポイントとしてポケットより内側でボールを捕球する際に、手を前に出し、来た球に対しグラブをぶつけるように捕球することで大きな音を出すことが出来ます。

この音により、投手の能力をより引き出すことが出来、相手チームにも球の速さ、重さをイメージさせることが出来ます。

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相手チームに対する洞察力

キャッチャーは扇の要といわれるように、野球のポジションで唯一味方の守備位置を全て見ることが出来ます。

その分、グランド全体を見渡すことが出来、味方守備のみならず相手ランナー、バッターを常時確認することが出来ます。

バッターに対する攻め方などは、事前にデータを分析して試合前には各打者に対する戦略を練っておきますが、当然試合中に起こる様々な状況に対し、対策が必要になるケースがあります。

良いキャッチャーは相手チームの選手、監督、攻め方、守り方などを自分なりに観察し、以下に相手に点を与えないか、与えないための最善の作戦は何かを考える必要があります。

例えばピンチの場面でランナーがいて、ピッチャーの投球が不安定になりストライクが取れない状況だとしたら、普通に考えれば相手バッターはフォアボールを狙い、バットは振りませんし、ピッチャーとしてもストライクを自信がないため、投げる球も一番ストライクの取れる確率のあるストレートを選択しがちです。

こういった時にキャッチャーはピッチャーの投球でアウトカウントを目指すのではなく、塁上のランナーをなんとかアウトにできないかを検討します。

各ランナーのリードの幅、投球後の帰塁時のベースへのリタッチ時の動き、その際のランナーの目線がボールに集中しているか?などを常時確認しておきます。

どれか一つでも該当する要素があった場合に、キャッチャーからの牽制などでランナーをアウトにすることを狙います。これもかならず日頃の練習で積み重ねることで、味方守備陣との共通理解の元、いざという時に成功できます。

こういった相手チームを洞察することで如何にアウトカウント増やす方法を考えられるかもキャッチャーの必要な要素の一つです。

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肩の強さとスローイング

やはりキャッチャーといえば盗塁を阻止するためのスローイング、肩の強さが必要になります。

これについては天性な部分もありますが、以下2点を意識しましょう。

■継続して遠投練習を行い、山なりではなく地面と平行にボールを投げる意識を持つ。

遠投練習は日々少しづつ距離を伸ばしていきましょう。日々の練習により遠投に必要な肩、胸の筋力が上がり、徐々に距離が延びます。ま
た距離を伸ばすために最適なフォームも出来てきますので、これは日々継続して練習する必要があります。

■キャッチングからスローイングまでの一連の動きを最短にする。

まずキャッチング時には右足を左足に比べ若干後ろに引いておきます。

実際にキャッチングする際には、右足に重心を乗せながらボールをキャッチします。

ボールをキャッチする際にグラブをそのまま最短で右手でボールを掴みやすい位置まで引きます。

右手でボールを握りながら、右足に乗せていた重心を左足に移動させながら、テイクバックを小さくし、セカンドへ送球します。

この一連の流れを反復して練習します。この練習を継続することで盗塁阻止の可能性をキャッチャーの領域の中で最大に引き上げることが出来ます。これにピッチャーの牽制、クイック、球速などの要素がさらに加わり、より盗塁を防ぐことが出来ます。

肩だけがいくら強くても、キャッチングしてから送球までに時間がかかっては意味がありませんのでこういった練習も継続して体にしみこませていきましょう。

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冷静な判断力と指示出し

試合中は、想定の展開にならない場合、チーム内に動揺が走るケースも多いです。こういった時にチーム内に冷静に状況を理解し、まずやるべきことを決めてチーム内に指示できる人材がいるチームは強いです。

こういった人材がいないとズルズルと試合が進んでいってしまい、結果負けるパターンは多いです。

この冷静に状況を判断できる人材は、そのチームのキャプテンかキャッチャーのどちらかと思います。

先ほど言った通りキャッチャーは試合中グランドの状況が一番よくわかっているので、バッターと勝負するのかしないのか、守備位置は前進守備か、中間守備か、ゴロだった場合内野陣はアウトをどこでとるのか、など事前にタイムを取り、チームメイトを集め、的確な指示を出せる能力が必要です。

キャッチャー自身がメンタルをコントロールできないと投手へのリード面が単調になったり、守備陣形の指示出しを忘れたりなどチームにとってマイナス面が大きくなります。

この辺り、自分の性格を理解し、いかなる時でも冷静に状況を判断する意識を練習中にも養っておく必要があります。

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まとめ

キャッチャーは、どの野球チームにおいてもチームの中心です。

キャッチャーが崩れれば、すなわちチーム自体が崩れだします。

もちろんキャッチング、ブロッキング、スローイングなど技術面を磨く必要はありますが、上記に書いたメンタル面、洞察面、ゲームキャプテン的な要素も非常に重要なポイントになりますので、日頃の練習の中にこれらを意識した練習を盛り込み、いざ試合の中の厳しい局面を打開する引き出しの幅を用意しておいてはどうでしょうか?

こちらも宜しければご覧ください。

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